ウサギとカメ④ 

ウサギとカメが、どちらが早いのか、駆け比べをすることになりました。ウサギは、用意ドンの合図で飛び出すと、あっという間にカメとの距離を広げました。カメがあまりに遅いので、ウサギは一休みすることにしました。ところが、一休みのつもりが眠り込んでしまい、ウサギが目を覚ました頃には時すでに遅く、カメは先にゴールしていました。 一般的には、競走を申し込んだのはウサギの方となっていますが、実は競走しようとふっかけたのはカメの方なのです。しかも、ゴールは山の頂上ではなく、山のふもとでした。 「なんと おっしゃる うさぎさん、そんなら おまえと かけくらべ。むこうの おやまの ふもとまで」 さて、そうなると、そもそもカメは、ウサギに勝てると思って競走を了承したのでしょうか? 実は、カメはウサギに勝てることを100%分かっていました。カメはウサギが耳で体温調節することを知っていましたので、ウサギが走り続けると必ず途中で休むことも、さらに、山のふもとがゴールですから、自分が山の頂上まで行けば、あとは甲羅に引っ込んで甲羅ごと猛スピードで転がって行けば勝てると分かっていたのです。

投稿者 : 管理人

カテゴリ : 人生